【レポート】Amazon MQの紹介:ActiveMQのマネージドメッセージブローカサービス #reinvent #ent228
ウィスキー、シガー、パイプをこよなく愛する大栗です。
本記事はAWS re:Invent 2017のセッション「ENT228 - Introducing Amazon MQ Managed Message Broker Service for ActiveMQ」のレポートです。
登壇者
登壇者は以下の3名です。
- Trevor Dyck - Senior Product Manager, Amazon Web Services
- Amulya Sharma - Sr Staff Software Engineer, GE
- Odd Wallér - Global Service Delivery Manager, WirelessCar
レポート
Amazon MQ
今日のエンタープライズのメッセージング
- 企業内では様々なシステムがメッセージ指向ミドルウェアやメッセージブローカーを介して連携している
- 棚卸し
- CRM
- 注文フロントエンドシステム
- 注文バックエンドシステム
今日のエンタープライズメッセージングの課題
- 運用上のオーバーヘッド
- 信頼性
- 能力プランニング
- コスト
新サービス:Amazon MQ
クラウド内のメッセージブローカーの設定と操作が簡単なApache ActiveMQのマネージドメッセージブローカーサービス
運用上のオーバーヘッドの削減
- プロビジョニング
- アップデート
- セキュリティ
- メンテナンス
- 監視
- トラブルシューティング
移行を加速
- JMS
- AMQP
- STOMP
- NMS
- MQTT
- WebSocket
業界標準のAPIやプロトコルとの互換性
高可用性と堅牢性
セキュリティ
- 転送中の暗号化(TLS)
- 保存時の暗号化
- VPCエンドポイント
- セキュリティグループ
Amazon CloudWatchの監視
- ブロカー使用率
- キューとトピックのメトリクス
- アラーム
- メトリクスに基づくオートスケーリング
豊富なメッセージング機能
- 一時的や永続的なメッセージ
- ローカルと分散のトランザクション(XA)
- キューとトピックス(FIFO付き)
- コンポジットと仮想終端
- メッセージフィルタリング
- リクエスト/返信
- スケジュールされたメッセージ
- 無制限のメッセージサイズ
- 無制限のメッセージ保持
コスト削減
- 無料で始められる。750時間/月(mq.t2.micro)、最初の1年間は1 GBのストレージ
- 1時間あたり$0.30(mq.m4.large、シングルインスタンス、米国価格)
- 1GB月あたり$0.30(米国価格)
Amazon MQ か Amazon SQS/Amazon SNS ?
- Amazon SQS/Amazon SNS
- クラウドネイティブなアプリケーションの場合
- シンプルなAPI
- 無制限なスループット
- リクエスト毎の料金
- Amazon MQ
- アプリケーションの移行
- API互換
- 豊富な機能
- 1時間あたりおよびGB当たりの料金
可用性
一般利用ができるリージョン
- 米国東部 (バージニア北部)
- 米国東部 (オハイオ)
- 米国西部 (オレゴン)
- EU (アイルランド)
- EU (フランクフルト)
- アジアパシフィック (シドニー)
SIパートナー:Cedrus
- ニューヨークのブティックコンサルティングファーム
- 企業のクラウド中心の世界への移行を促進する
- 約1日でIBM MQを使用した標準のJMSベースのアプリケーションをAmazon MQに移行
ISVパートナー:HashiCorp Terraform
- TerraformでAmazon MQサービスのDay-0サポート
- Infrastructure as CodeとしてAmazon MQを自動化、プロビジョニング、管理
- 他のAWSサービスと組み合わせるためにTerraformテンプレートをコード化
WirelessCar
WirelessCarはコネクテッド・ビークル・サービスの世界有数のイノベーターであり、Volvo Group ABの一員としてグローバルに事業展開をしてます。
今日、メッセージングはコアです。これは重要なコンポーネント間の相互通信の方法であり、機能しない場合はソリューションも機能しません。
フォーカス
- デザイン
- リソース
- 時間
そして、、、
我々の望みは、より良いメッセージングソリューションをより速く、より具体的にお客様のニーズに合わせて提供し、コアビジネスに焦点を当てることです。
GE Digital
我々のプラットフォーム
Predixでは33,000名の開発者、10,000台以上のマシン、10,000以上のアプリ、数千のサービス、300,000以上の資産があります。
我々のプラットフォームのメッセージング
"Predix-Message-Queue"はRabbit MQでAMQP、MQTT、HTTPSを使用している。
3000のメッセージブローカーのユースケースは、マイクロサービスやクラウドへのエッジ。
AMQPによるマイクロサービス
HTTPの替わりにAMQPを使用
- アプリケーションの分離
- 変更が容易
- イベントベース
- スケーラビリティ
- 回復力
MQTTを用いてエッジからクラウド[IIoT]
MQTTは、遠隔測定データを送信する用途で設計されています。帯域幅とバッテリーを節約します。
DIYとマネージド
- インストール
- 可用性
- 機能/構成
- バックアップ
- インテグレーション
- セキュリティ
- メンテナンス
- $$$/タレント/コミットメント
何で決定するか?
そこでAmazon MQを採用した。
さいごに
マネージドなActiveMQがサービスとして発表されて、SQSとの使い分けが分からなかったためこのセッションを聞こうと思いました。ActiveMQは多彩なプロトコルに対応しているため既存資産を活用する場面ではAmazon MQ、クラウドネイティブではSQSを使用するのが基本方針と分かりました。料金形態も異なるので、使い分けを上手く判断していく必要を感じました。